その教習所は基本的に、教官と生徒がマンツーマンではありません。
教習初期は、一台の車に教官一人と生徒二、三人が乗ります。
そして、教習後期になると「自由教習」といって、一人で勝手に教習所内を運転してて下さい、と言われます。
もちろん無線なんて設備はありません。
正直無茶苦茶な要求です。
だけど、みんなその自由教習を目指して頑張ります。
それはもちろん、ヤンキー先生の教習を受けなくて済むからです。
もう、ヤンキー先生のご機嫌を伺いながら運転しないでいいなんて、なんてパラダイス!
゜・*:.。(*´∀`*)。.:*・゜
機嫌のいい時はスロットの話三昧、機嫌の悪い時は
「だからぁ、縁石見ろって言ってんだろぉぉぉお!?」
って怒鳴りまくり。
何度心の中で、
「じゃあ草刈りしてくれよぉ!!草ぼうぼうで、縁石見えないんだよぉぉお!!」
と叫んだ事か…
。・゜・(ノД`)・゜・。
そして、待ちに待った自由教習に!ヾ(=^▽^=)ノ
最初はやっぱり、少し一人で運転する事が怖かったものの、思った以上に快適でした♪
だって、ガムを食べながら運転したり、ついでに調子に乗ってラジオなんか聞いちゃったり、たまにはカーブを曲がりきれなくて隣の森に突っ込んじゃったりしたけど、バレなければなんでもオッケーなんです。
まさに楽園!(≧∀≦)
(≧∀≦)
(≧∀≦)
(≧∀≦)
なんて油断してたのが運の尽きだったようで…
バレちゃったんです。森に突っ込んだ事。
その日もカーブを曲がり切れずに、勢い余って隣接する森へダイブ!
「またやっちゃった!けど、周りには誰もいないし、バレてないな♪(・∀・)シメシメ」
と思い、速やかに体勢を立て直して本線へ戻りました。
その後、快調に運転していると…
ヤンキー先生が他の教習車から降りて、こちらへ向かってくるのが見えました。
ゼスチャーで
「窓を開けろや、ワレ」
と言っています。
とりあえず、急いでラジオを消して、噛んでたガムを緊急にゴックンして、窓を開けました。
「あ、あの…なにか?」
「おめぇよぉ、森に突っ込んだだろ?」
(・∀・;)ナンデバレタノ!?
見られてた!?
いや、それはないハズ…。だって見てたなら、こいつはダイブした瞬間にスーパーダッシュで現れて怒るに違いないし。
よし、しらばっくれよう!
「いえ、そんな事はしてないです…」
って言い終わるのを待たずして、
「てめぇぇえ、嘘ぶっこいてんじゃねぇぞぉ!?」
って怒号と共に、ヤンキーキックが車体に飛んできました。
「外に出てみろ、コラァ!」
と言われ、車から出てみると、なんと車体の前部にツタが絡まっていて。
Σ( ̄□ ̄;)
森にダイブした時に付いてきちゃったらしく、それに気付かないまま、ツタを引きずりながら運転してたみたいなんです。
(ノ∀`)アチャー
そりゃバレるわ。
(:D)| ̄|_
という訳で、私の自由教習パラダイスは取り消されて、次の時間からまた、ヤンキー先生の教習を受ける事になったのでした。
(Тωヽ)
その後、普通の公認教習所に通いましたが、教官がみんな神様に見える程優しく思えました。
(*´∀`*)